ドラマティック・ポエム

あなたの心の片隅に置く一冊にならんことを祈って。

月曜の朝

車のタイヤが相変わらず砂利を蹴って

地面と喧嘩しながら走り出す

月曜の朝


後の車がピッタリとくっついて走る

うざい奴

僕はおもむろにタバコをくわえ火をつける

お気に入りのカンコーヒーを片手に

わざとのんびり走る


とめどなくやって来る

一週間という新しい波の繰り返しが

永遠の入口に感じるように

月曜の朝は永遠の扉が開く時

その扉の開け閉めに時には疲れてしまう自分がいる


寝惚け眼を擦っていると

月曜日がいつの間にか

僕の車のバックシートに滑り込んでいた

奴はどっかり腰をおろして僕の背中を見ていた

仮釈中の気楽な一時みたいな日曜日が終わると

赤信号が青に変わる

僕はアクセルを思い切り踏み込む